「お金儲けしたいんだけど、何の仕事が一番いい?」
将来お金儲けしたいのだけど、何の仕事が一番いい?
出典
- サイコロジー・オブ・マネー(モーガン・ハウセル)
- 経済評論家の父から息子への手紙(山崎元)
- 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント(ロバート・キヨサキ)
Phase 1 --- そもそも論
Step 1: 問いを正す --- 金持ちになりたいのか、幸福になりたいのか
お金の話をする前に、そもそもの目的を確認する。お金は目的ではなく手段にすぎない。
お金は、目的ではなく手段に過ぎない。必要なだけあれば、それでいい。
--- 山崎元『経済評論家の父から息子への手紙』
Step 2: 幸福の方程式 ---「足るを知る」
ハウセルは第3章「絶対に『足るを知る』べき理由」(Never Enough)で、幸福が期待値に支配されることを示している。
「十分」の感覚がなければ幸せは遠のく。古くから言われているように、幸福とは、結果から期待値を差し引いたものなのだから。
--- ハウセル『サイコロジー・オブ・マネー』第3章
期待が結果と同じペースで膨張すれば、どれだけ稼いでも幸福度は変わらない。ゴールポストが動き続ける限り、ゲームに勝ちはない。
お金から得られる最高の配当とは、「時間」をコントロールできるようになること。
--- ハウセル『サイコロジー・オブ・マネー』第7章
エプスティーン島に集った惨めな大富豪たちを見よ --- 何百億あっても「足るを知る」ことができなければ幸福にはなれない。
Step 3: 幸福の4つの構成要素
お金が関与するのは 4つのうち2つだけ。これを理解しないまま「お金儲け」に走ると、幸福の残り半分を見失う。
人生を自分でコントロールしているという感覚は、幸福感に影響を与えるもっとも確かな要因である。
--- ハウセル『サイコロジー・オブ・マネー』第7章
決してリスクにさらしてはいけないものがある。評判、自由と自立、家族と友人、愛する人に愛されること、そして幸福。
--- ハウセル『サイコロジー・オブ・マネー』第3章
お金は幸福のパーツにすぎない。以上を理解させた上で、初めてお金に特化した話に進む。
Phase 2 --- 本論:お金の稼ぎ方
Step 4:「何の仕事がいいか」は問いがズレている
重要なのは職種ではなく、経済のどこに立つか。山崎元は資本主義の構造をこう整理する。
資本主義経済は、リスクを取りたくない人間から、リスクを取ってもいい人間が利益を吸い上げるようにできている。
--- 山崎元『経済評論家の父から息子への手紙』第2章
つまり、どんな職種で働くかよりも、リスクとの関係をどう設計するかこそが問われるべき問い。
Step 5: ESBIクワドラント --- 経済のどこに暮らすか
キヨサキはお金の流れを4つのクワドラントで整理した。右側(B・I) に移動することが「お金儲け」の本質。
右側のクワドラントから収入を得たいなら、安定を求める気持ちを乗り越え、リスクを取ることを学ばなければならない。
--- キヨサキ『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』
ハウセル、山崎、キヨサキ --- 三者とも表現は異なるが、本質は同じ。「リスクを取る側に回れ」。これが「お金儲けしたい」への本質的な回答。
Phase 3 --- 具体的アクション
Step 6: まずは E からスタートし、「得意なこと」をやれ
庶民は通常 E(従業員)からスタートするしかない。ならば得意なことで始める。
自分はそんなに頑張っているつもりはないのに、周りが褒めてくれる仕事があなたの天職です。
--- 岩田聡(任天堂 元代表取締役社長)
最初の仕事は「興味が持てて」、「倫理観に反しない」もの。そして早く「転職できる人材」になれ。
--- 山崎元『経済評論家の父から息子への手紙』第3章
Step 7: E をやりながらでも、リスクを取れ
右側に移行するために、E にいるうちからリスクを取る訓練をする。もっとも簡単な手段は株式。
都合良く株式にありつける職業機会を模索する。この姿勢が大事だ。
--- 山崎元『経済評論家の父から息子への手紙』第1章
報酬の大きな部分を自社株ないしストックオプションで支払ってくれる会社で働く。
--- 山崎元『経済評論家の父から息子への手紙』第1章
多くの人にとって、低コストのインデックスファンドへの長期投資が、もっとも成功確率の高い戦略になる。
--- ハウセル『サイコロジー・オブ・マネー』第20章
参考文献
- サイコロジー・オブ・マネー --- モーガン・ハウセル著 / 児島修訳 / ダイヤモンド社
- Phase 1(幸福の定義、足るを知る、期待の方程式)の主要出典
- 経済評論家の父から息子への手紙 --- 山崎元著 / Gakken
- Phase 2-3(リスクと資本主義の構造、株式の入手、具体的アクション)の主要出典
- 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント --- ロバート・キヨサキ著 / 筑摩書房
- Phase 2(ESBIクワドラント、「経済のどこに立つか」のフレームワーク)の出典